「美しい」梅雨前線
福岡に向かう機上から。この数日、九州に大雨被害をもたらした梅雨前線による分厚い雲を上から眺めている。延々と続くモコモコの雲の絨毯に日が当たって美しく感じるが、同じ雲を地上から見るとブルーな気分になるだけだろう。眼下の「美しい雨雲」を見て、世の中の事象も、ある側面から見るだけでは真実を正しく捉えることはできない、と思いいたる。たとえば、日本は財政危機で破綻する〜、と煽りまくる新聞が、同じ紙面で、ロンドンのEU離脱で「安全資産」の円が買われて円高だーと騒ぐ。危機の国の「円」と、安全資産の「円」は同じ円じゃないのか。この場合、危機は煽られても現実には何も起きておらず、円高は現実に起こっていることから、答えは出ているが。物事を一側面からだけで語ると真実を見誤る。最近そういう出来事が増えたと感じている。北海道の少年置き去り騒動で尾木ママが炎上したのも、そういうことだろう。自分もメディアで情報を発信する仕事を生業としていく以上、雲、に銘じておくとしよう
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