大企業の株主総会に行ってみた
今日6月21日は、多くの会社で株主総会デーだった。自分も少しばかりの株を買っていた、某大手商社の株主総会に初めて行ってみた。フリーランスになり、平日の昼間に時間の融通が利くので、社会見学のつもりで株主総会デビュー。一部上場企業の株主総会とは、どんなものか記しておきたい。
会場は都内ホテルの大ホール。びっしり折りたたみ椅子を並べてあったが全く収まりきらない人(株主)の数。数千人はいたはず。そこにたどり着く道中、同じ方向に歩く人が大勢いて、その大半は一般的には「おじいさん」と呼ばれる世代。会場の平均年齢は、70歳を上回ってたんじゃなかろうか。
さて、冒頭、経営陣から業績や今後の見通しなどについて説明があった後、株主質問タイムに。司会の会長が質問はあるか会場に問いかけた瞬間、あちこちから手や声が上がる。中には嬌声的な声も! スタンバイしていた何人もの係員が最寄の挙手者に駆け寄って、大きな丸い札を壇上の司会の会長に見えるように上げる。そのなかから質問者を会長が指名する。おじいさん世代の手や声がたくさんあがっていたけど、最初から2人続けてなぜか現役世代の人が指名された。彼らの質問は、経営陣に突っ込んでいるようで、結局どちらも、回答する社長が自社の方針や見通しを改めて強調できるような内容。確証はないが、仕込まれた質問者じゃないの?と邪推してしまった。先期、赤字に転落した会社だけに、経営陣を厳しく追及するような緊迫したシーンを想像していたけど、拍子抜け。1社見ただけで全ては語れないが、現実はこんなものなのかな? 質問が始まると早々に席を立ち帰路につく人が目立ち始めた。慣れた人は、質問タイムでは出来レースが展開されるだけとわかっているのか?真偽不明だが、退出が困難になる前に自分も退散することに。帰りがけ思わぬ手土産をいただき、ちょっと嬉しいサプライズ。終わりよければ、というものでもないだろうが、いい心象が残ったのは事実。案外、有効なのかも、手土産。
0コメント