週明け金利が上がる、かも?

26日金曜夜に出たアメリカFRBのイエレン議長、フィッシャー副議長の「利上げを示唆する」コメントを受けてドルが急上昇。終値は101.8円で日中から1円以上の上昇。これを受けて日経平均先物も200円以上上昇している。週明けの日本株はおそらく上昇で始まるだろう。となると、国債が売られて資金が株式に向かうことが予想されるので、長期金利は上昇する可能性が高い。とはいえ、アメリカの利上げはすでに織り込まれているところもあるので、「短期的」にはさほど大きな変化にはつながらない気はするが。とはいえ、日本はいまだ金融緩和路線を継続あるいは拡大するフェーズで、アメリカが利上げ(金融引き締め)路線が続くと、ドル円の金利差を利用したキャリートレード(低利の円を借りて高利のドルに両替してドルで運用する)が再び盛んになる可能性がある。そうなると円安圧力になり、円安が進むと株価が上がって金利も上がるという力学が働くので、少なくとも市場の思惑で動く長期金利に連動するフラット35金利は今後下がりにくくなるかもしれない。ともかく、この週末の動きが9月のフラット35金利に影響しなければいいが。

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