長期金利が底なし沼
長期金利が、ほぼ毎日史上最低を更新し続けている。昨日時点でー0.275%まで下がっていて、今日も日経平均が160円以上下げているから、おそらく株から流れた資金で国債が買われているはず。必然、今日も最低を更新しているだろう。1月にマイナス金利政策が導入されたのを受けて長期金利もマイナスに突入したが、それから半年かけてイギリスの国民投票時点まで-0.14%まで下げていたのが、それからわずか2週間弱で、さらに-0.135%も下がったわけで、この下落スピードはかなり異様。20年債もマイナスに突入したし、金利低下はもはや底なし沼状態。異次元金融緩和でお金はジャブジャブに余っているのに、誰も借りてくれないから銀行は国債を買うしかない。ただ同然の金利で資金調達できるのに企業は借りて投資を増やさない。つまりまだまだデフレ脱却は遠いということ。となれば、この低金利はまだまだ続くわけで、住宅ローンの借り時も継続。秋以降の10兆円規模の経済対策でどこまで戻るか。200兆円以上、金融緩和しても一周回ってデフレのままだから、10兆円程度で流れが変わるとは思えないが、200兆円「刷るだけ」よりは、10兆円政府が「使う」ほうが、効果はありそうだけど。
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