長期金利0%の壁に、針の穴!?

1週間ぶりに長期金利を確認したら、今週、取引時間中だが0%の壁を3度超えた瞬間があったようだ。グラフを見るとローソク足の上髭が3本0.00%の壁を針で刺したように貫いているのがわかる。針の穴とはいえ、ゼロ金利政策をとって以来、初のプラス圏に浮上したのは大きな出来事。長期金利がプラス圏に浮上する気配が出てきたが、もっと太い穴を開けるには始値か終値が0%を超える必要があり、果たしてどうなるか。今週アタマに流れたニュースでは9月20・21日に予定される日銀政策決定会合で「マイナス金利の深堀」(政策金利を今の-0.1%から下げるのか、-0.1%が適用される範囲を広げるのか?)を発表するのではないか、とのこと。本当にそうなると、また0%の壁は遠のき長期金利もマイナス幅を広げることになるだろう。21日のFOMCでアメリカの利上げがどうなるかも明らかになる。日銀の金融緩和&アメリカの利上げの結果次第で、為替や株価に大きな変動が出るかもしれず、そうなれば当然金利にも影響する。今は嵐の前なのか、嵐は吹かないのか、来週半ばまで様子見するしかなさそうだ。

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