長期金利上昇。再び0%の壁に?

先週末から今週にかけて、長期金利(新発10年国債利回り)が一段上昇している。昨日は、一時ー0.01%まで上がったが0%の壁に跳ね返されている。今日、15時時点で-0.17%(グラフ)をつけていて、プラス金利をうかがう水準が続いている。先週末の米雇用統計発表後、アメリカの利上げ観測が後退して以降、日本の株価が上昇している(資金が国債から株に異動している?)ことも影響しているかも。証券アナリストの今後の株価予測を見ると、根拠はさまざまあるが、概ね日本株は年末に向けて1万8000円台に向けて上昇していくという見立てをする人が多い。だとすると、いよいよ長期金利もプラス圏に浮上しそうだが・・・。

とはいえ、内需が弱い現状の経済環境や政策(景気対策含む)を見ると、長期に渡る金利低下トレンドを反転させるほどのインパクトがあるとは思えない。今度も、たとえ長期金利がプラス圏に浮上したとしても過去に何度もあった一時的な金利上昇にすぎないのではないか。世界のどこかで政治・経済不安が立ち上がるような問題が起こると、あっけなく下落局面に戻るんじゃないか。そんな気がする。11月にはアメリカの大統領選があるし、日本も年内に解散総選挙があるという噂も聞こえてくる。北朝鮮のミサイル発射や中国の尖閣諸島領海侵犯、また最近日本ではあまり報道されていないけれど、ユーロ圏の移民問題による政情不安は何も解決していない。世界にはさまざまな不安のタネがゴロゴロ転がっている。長く金利ウォッチしていて、近頃は世界の動きに影響を受けやすくなっていると痛感する。金融のグローバル化というのは、なかなかに面倒なものだ。

グラフ出典:SBI証券HP

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