10年固定が0.35%!ビックリ低金利

8月の住宅ローン金利が、7月に続いて過去最低を更新。特に驚きなのは、三井住友信託銀行の10年固定で、最優遇金利がなんと0.35%! 7月に0.40%に下げてきてビックリしたが、それをさらに下げてきた。民間銀行は最近、早めに翌月の金利を発表する。有利な金利設定にする場合は、早めにアナウンスしたほうが、他行に決めかけている人への「ちょっと待った」になるからだろう。


民間銀行から住宅ローンを借りるときは、団体信用生命保険(契約者が死亡したらローン残高が完済される保険)への加入が必須。この保険料は銀行側が負担するのが普通で、金利に換算すると0.3%弱に相当する。それを0.35%で出すということは、銀行の粗利が0.05%。5000万円貸しても、もうけは年2万5000円のみだ。一人の銀行員が年間100人分の5000万円融資案件を成立させても250万円。自分の年収分すら稼げない。それだけ、今の低金利は限界まできている、といより従来の常識では、すでに限界を超えている。


昨日、27日の長期金利終値は、-0.225%だった月曜から2日間で急落して、なんと-0.295%まで下がり過去最低を更新。今週月曜にフラット35の8月最低金利を予想(0.91~0.93%)した時点から、0.07%も急落したわけだ。これで、フラット35の最低金利は0.9%を割ってくる気配が出てきた。予想は下方修正してー0.86%~-0.89%と見た


長期金利の推移(終値)出典:日本相互証券株式会社

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