トランプ効果で長期金利プラス圏定着?
次期大統領がトランプに決まって、株価は大暴落からの翌日以降アゲアゲで1万8000円台まで戻したが、その裏側で長期金利が上昇している。今日の夕方時点で0.034%。日銀が長期金利を0%に誘導すると宣言しているので、これ以上は上がりにくいだろうが、終値ベースでプラス圏に転じたのは半年以上ぶり。それくらいトランプ効果は大きいということ(まだ何も始まっていないけど)。今回の長期金利上昇は、株価の急上昇を受けて資金が債券から株式に向かうプロセスで国債が売られたことが原因と推察する。でも、株価が一本調子で上がり続けることはないので、株価の腰折れとともに長期金利も再度低下に向かうだろう。今日は22日。このまま月末までトランプ効果が続くと、来月のフラット35金利は少し上昇するかもしれない。といっても、1.1%まではいかないと思うが(今月は1.03%)。上昇幅はわずかとはいえ、こういうイベントで金利が一時的にでも上がるのは、翌月に住宅ローンを借りる予定の人にとっては迷惑千万。イギリスのEU離脱時は逆に下がってラッキーだったけど。世界的な政治経済イベントの直後に住宅ローンを借りるのは、ギャンブル的側面があると思ってしまう。
グラフはSBI証券ホームページより
0コメント