米利上げ遠のく?雇用統計予想下回る
日本時間の昨日深夜に米雇用統計が発表された。数字が市場予想を下回り、利上げ観測が後退したとのこと。時事通信が書いたニュースの冒頭に「ニューヨーク株式市場の株価は、市場予想を下回った米雇用統計を受け、続伸した」との一文があり違和感ありあり。なんで経済指標が不調になって株価が上がるんだ?と混乱する人もいそう。普通の文脈なら「好調な指標を受けて株価が上がる」ところだが、昨今は逆の現象が起こり報道機関もそれを当たり前のように報じている。なぜそうなるのか?
要は、市場が利上げによる景気鈍化を警戒していて、指標が不調だと利上げが先送りになり景気にプラスと受け取られて株価が上がる、というねじれた反応が起こっているから。不調指標を好感し、好調指標にガックリって、どんだけひねくれた状況なんだ?
それはともかく、日本の報道機関には、もっとわかりやすく解説していただきたいものだ。普通の人が読んで感じる違和感を放置するのは、情報を伝えるプロの仕事としてはかなりイマイチだと思いますよ。
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